過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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222: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:29:00.34 ID:R4fzDHvSo
めぐり「どうしたの、比企谷くん?」

八幡「いや、昨日みたいにはぐれたらマズいかと思いまして」

俺がそう返答すると、めぐりさんが少し目を見開いた。
以下略



223: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:29:26.54 ID:R4fzDHvSo
せめて表情だけでも平静さを保とうとするが、ぎゅっとめぐりさんに手を握り締められるとそれすらも崩壊してしまった。すぐにめぐりさんから目を離してそっぽを向く。

……出来れば、今の自分の顔をめぐりさんに見られたくはない。

鏡を見ずとも分かる。きっと自分の今の顔はさぞかし酷いものになっているだろう。小町辺りに見られたら多分キモっと一蹴されそうな感じだ。
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224: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:29:54.96 ID:R4fzDHvSo


    ×  ×  ×


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225: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:30:21.54 ID:R4fzDHvSo
ちらっとめぐりさんの様子を見てみると、そういうことは特に気にしていないのか、物珍しそうに周囲の様子を窺っている。

めぐり「わーすごい人だねー」

そう言いながらギュッと俺の手を強く握り締めてきた。同時に俺の心臓も握り締められたような感覚に陥る。
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226: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:30:48.51 ID:R4fzDHvSo
そのままデパート内を歩いていくと、真ん中の広場のようなところに出た。

その先では、ものすごい盛り上がりを見せているブースがある。何? アイドルでもきてんの? サイリウム持ってきてないんだけど。

よく見るとバレンタインデーイベント開催中と書かれた看板が立っている。ここで行われているのが、めぐりさんの言っていたイベントだろう。
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227: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:31:27.72 ID:R4fzDHvSo
そんなこんなで、めぐりさんとあちこちを眺めながらブース内を歩いていく。

このブース内は非常に盛況だが、そこから何か学べることは無いだろうかと考えを巡らせた。

何故盛況なのか?
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228: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:32:03.99 ID:R4fzDHvSo
そのやり取りを初々しいですねーと微笑みながら見ていた店員のお姉さんは、棚に並んだ商品を手を広げながら紹介してきた。

店員「そんなお客様にこちらのチョコなどはいかがでしょうか、本命としても渡せる物になっていましてー」

めぐり「ほ、本命!? ど、どうしようかな……」
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229: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:32:33.58 ID:R4fzDHvSo
めぐり「お待たせ比企谷くん、ちょっと良いラッピング用紙があったから買ってきたんだー」

そう言うと袋の中からラッピング用紙を取り出して俺に見せてきた。どうやらチョコを買ったわけではなかったらしい。

本当にあそこで誰かへの本命チョコでも買っていたのなら俺としても困るからあれだったのだが……いや、誰に渡すかとか俺が知ったことじゃないんですけどね。
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230: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:33:34.83 ID:R4fzDHvSo


   ×  ×  ×


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231: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/23(火) 01:34:01.33 ID:R4fzDHvSo
めぐり「もうっ、だらしないよ?」

八幡「ああ、すんません……」

めっと可愛らしく指摘してきためぐりさんに対して適当に謝りながら、椅子に座りなおす。
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