過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:35:38.12 ID:sWtj2Qrfo
めぐり「ここで何してるの?」
八幡「サボりっすよ、どこぞの生徒会長様が人使い荒いんで」
めぐり「もう、比企谷くんったら」
以下略
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:36:13.22 ID:sWtj2Qrfo
そうしてどれくらい経っただろう。
一瞬とも何時間とも知れない間、その空気を感じていると、めぐりさんからその沈黙を破ってきた。
めぐり「比企谷くん」
以下略
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:36:45.78 ID:sWtj2Qrfo
めぐり「学校を卒業する前に、こんな楽しい思い出が出来て嬉しいよ」
続けて言ったその声音はどこか寂しげだ。思わず気になってめぐりさんの横顔を見やると、声と同様にどこか寂しげな表情を浮かべている。
八幡「……本番は明日っすよ。まだちょっと早いんじゃないですかね」
以下略
328
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:37:12.53 ID:sWtj2Qrfo
俺たち奉仕部には先輩という存在はいない。だから、今まで卒業式というイベントに関してあまり意識はしてこなかった。
奉仕部云々を除いても、俺が知っている先輩はただめぐりさん一人だ。
だからこそ、そのめぐりさん自身から卒業するという事実を突きつけられると、途端に卒業式という言葉が重くのしかかってくる。
以下略
329
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:37:43.33 ID:sWtj2Qrfo
めぐり「きっとさ、一色さんも……私も、奉仕部での居心地の良さを少しでも感じていたいなって思ったんだ」
めぐりさんのその声からは、真面目さと、寂しさと、そして優しさが含まれているように感じる。
いつものほんわか笑顔とはまた違った一面を見せられて、思わずどきっと心臓が飛び跳ねた。
以下略
330
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:38:12.60 ID:sWtj2Qrfo
しかしめぐりさんはそんな夢物語の話を、ちょっとゆるめのテンポでゆっくりゆっくりと続けていく。
めぐり「私が同じ二年生だったらさ、もしかしたら同じ奉仕部に入ってたかもしれない。そして、また比企谷くんに助けられちゃうの」
そして、俺の先輩は、何かを羨望したような、そんな瞳で俺の顔を見た。
以下略
331
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:38:39.19 ID:sWtj2Qrfo
× × ×
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332
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:39:05.34 ID:sWtj2Qrfo
八幡「で、今どういう状況よ」
いろは「もう大体終わってますねー、もうそろそろ帰れるかなって感じです」
だったら俺要らなかったんじゃね? むしろ俺がいなかったことによりここまで捗ったんだとしたら、席を外した俺には感謝してほしいまである。
以下略
333
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:39:33.66 ID:sWtj2Qrfo
八幡「もうすっかりイベントって感じだな」
いろは「はい、明日も色々ありますからね。明日はいきなりいなくならないでくださいよ」
八幡「ならねぇよ……」
以下略
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◆//lmDzMOyo
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2015/06/30(火) 00:40:10.08 ID:sWtj2Qrfo
いろは「じゃあそろそろ下校時刻なのでー、終わったところは帰っても大丈夫ですー」
一色がそう宣言すると、作業をしていたお手伝いの連中からうぇーいなどと声が上がった。大体仕上がっているところも多いし、すぐに皆帰りの準備を始めるだろう。
三浦「あ、結衣ー、この後サーティワン行かない?」
以下略
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