過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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467:名無しNIPPER[sage]
2015/07/11(土) 20:10:26.27 ID:ZixlkP2co
>>466
折本なんかとデートしたときにそれ全然本物じゃなかったわ昔の俺馬鹿じゃねってなってるんだが


468:名無しNIPPER[sage]
2015/07/11(土) 20:47:27.41 ID:gmoQjXyao
中学生や高校生の恋心なんて
自分に都合の良い誤解や思い込みやリビドーの延長が殆どだろ
みたいな感じ……あると思います


469: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:06:26.40 ID:26NCCmweo
八幡「何をって……」

当然、先ほどまでのやり取りの詳細を一色に伝える義理などは全くない。

興味本位で詳細を聞かれても、正直に言って迷惑なだけだった。軽く苛立ってしまっているのを自覚する。
以下略



470: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:07:03.60 ID:26NCCmweo
いろは「なんでもないわけないじゃないですか……」

それでも一色は引き下がってくれない。

目頭に光る何かを浮かべながらも、俺を責めるように睨みつけてくる。
以下略



471: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:08:15.62 ID:26NCCmweo
あんな最低な、最悪な、斜め下どころではない手段を取ったことを、こいつに知られたくないと、純粋に思った。

そんな考えが脳内に浮かんで、はっと自虐的な笑みが勝手に浮かぶ。何を考えてるんだか。

あれだけめぐりさんを傷つけて、それをひた隠しにしたいだなんて、甘ったれた考えが浮かんでしまったことに反吐が出る。
以下略



472: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:09:09.54 ID:26NCCmweo
いろは「そうかもしれません、わたしは結局先輩の中には入れなかった……でも、城廻先輩なら、きっと先輩のことを知ることが出来るって思ってたんです」

俺に向かって話しかけている、というよりはまるで独り言のように聞こえた。

具体的に何を指しているのか、何を話しているのか、聞いているだけの俺には全く分からない。俺はただ、黙って一色の呟きを聞いていることしか出来なかった。
以下略



473: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:09:44.22 ID:26NCCmweo
俺の欲しがった本物。

それは一体なんだっただろうか。

ふと、脳裏に浮かんだのはめぐりさんのほんわか笑顔だった。
以下略



474: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:10:53.11 ID:26NCCmweo
いろは「聞きますよ、先輩。何があったんですか」

八幡「……めぐりさんに告白されそうになる前に振った」

いろは「は?」
以下略



475: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:11:22.30 ID:26NCCmweo
八幡「それにだな、俺が城廻先輩に好かれる筋合いがない。あんなのただの一時の気の迷いだ。あんな間違った始まり方で勘違いして、それでめぐりさんの時間を無駄にさせるなんて」

いろは「勘違いだっていいじゃないですか」

再び、俺が言葉を言い終わらないうちに一色に言葉を被せられた。
以下略



476: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/07/11(土) 22:11:55.09 ID:26NCCmweo
俺がめぐりさんをどう思っているのか。

その答えは、実はとうに出ている。

しかし、その答えを今更口に出すことは許されないだろう。
以下略



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