過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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74: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/09(火) 21:48:59.13 ID:f0GByho2o


      ×  ×  ×


以下略



75: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/09(火) 21:49:26.23 ID:f0GByho2o
雪乃「どうぞ」

めぐり「失礼しまーす」

雪ノ下が声をかけると、挨拶と同時に見慣れた人物が扉を開けて入ってきた。ほんわかとした空気が部室に流れる。
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76: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/09(火) 21:49:53.99 ID:f0GByho2o
八幡「あれっ、一色はどうしたんですか」

俺がそう尋ねると、めぐり先輩は人差し指を顎に当てながらうーんと首を横に傾げた。うーん動作がいちいち可愛らしい。これがもし一色ならばはいはいあざといあざといと軽く流すのだが、めぐり先輩だと天然でやっている感じがして素直に可愛らしいと思えるのが不思議だ。……いや、まさかめぐり先輩が計算してこの動作をやっているわけがないだろ。ないよな。よし。俺たちのめぐり先輩が腹黒いわけがない。

めぐり「いや、私はさっき学校に来たばっかだから見てないや。ごめんね」
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77: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/09(火) 21:50:26.30 ID:f0GByho2o
一色が席についてノートとペンを取り出すと、雪ノ下が軽く咳払いをした。

雪乃「それでは、バレンタインデーイベントの打ち合わせをするとしましょう」

雪ノ下がそう号令をかけたが、その前に前提として俺はバレンタインデーイベントとやらがどんなものなのかを全く知らない。それを知らなければ何も言えないだろうと考え、一色に向かって声を掛けた。
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78: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/06/09(火) 21:50:52.83 ID:f0GByho2o
めぐり「一応、去年の様子を撮った写真も持ってきたんだー」

鞄をごそごそと漁りながら、めぐり先輩はそう言った。そして複数枚の写真を取り出すと机に広げた。

なるほど、こうやって画像として見せられるとどんな感じなのかイメージしやすい。
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79: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:51:20.26 ID:f0GByho2o
思わずそのめぐり先輩の顔に見惚れていると、俺の脇腹にずびしっと指が突き刺さった。

八幡「いてぇ!」

めぐり「わっ、どしたの?」
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80: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:51:46.45 ID:f0GByho2o
八幡「こいつらすでに楽しそうに見えるんだが、これ以上何をする気だ」

いろは「それを今から考えるんですよー」

いや、そもそもこれ以上のプラスアルファが本当に必要なのかって意味なんだが。
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81: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:52:17.10 ID:f0GByho2o
にしても、イベントを盛り上げるための案か……他人を楽しませようなんて考えて行動したことなどほとんどないから分からん。

写真に写っているこいつらは実に青春を謳歌してそうだ。ぶっちゃければ、なんでこいつらを楽しませるために俺の頭を回さにゃならんのだと感じる。この体育館をお前らの墓場にしてやろうか。

そこでふと、体育館のイベントと聞いてとあることを思い出した。
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82: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:52:45.63 ID:f0GByho2o
雪乃「一色さん、前のステージを使うことは出来るのかしら」

いろは「許可を貰えば大丈夫だと思いますー」

めぐり「そういえば去年はそこ使ってなかったね」
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83: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:53:18.35 ID:f0GByho2o
雪乃「比企谷くん、どうかしたの?」

八幡「いや、文化祭とか体育祭、クリスマスイベントの時の惨状を思い出していた」

雪乃「……確かに、あの時は決して良い会議が出来ていたとは言えなかったわね」
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84: ◆//lmDzMOyo[sage]
2015/06/09(火) 21:53:52.94 ID:f0GByho2o
雪乃「それでは、明日からはこれらの中で実用できるものを絞っていきましょう。他の生徒会の人たちはどうしているのかしら」

いろは「あっ、さっきメール来たんですけど、今日決算の件がようやく終わったそうなので明日から加われるそうです」

雪乃「分かったわ、明日からは会議室を使った方がいいかもしれないわね。鍵を返す時に、平塚先生に明日の放課後の会議室の使用許可を頂きましょう」
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