過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2015/07/23(木) 22:56:01.41 ID:3cYJxSOaO
撃ち続けなければ、レ級は正確な狙いで二人を撃ち抜くだろう。
しかし、相手に有効打にもならない攻撃をただ出すだけでは、いずれその反動と応力、噴煙で直撃を奪われる。
その匙加減の脅威足るや――流石の大戦経験の、軍船の記憶を持つ二人とてままならない。何しろ、敵を撃ち滅ぼせぬ弾で戦う経験などないのだから。
そして幾合かの砲火の咆哮を交わしたところで、ついにその瞬間が訪れた。
山城の砲撃に合わせての、レ級の砲撃。吊り上がった三日月型の嘲笑。
巧に、撃ち終わると同時にレ級のその尾部は稼働されていた。これでは、撃たれた後から相手がどこを狙ったのか確認する手段がない。
大井が舌打ち。山城は苦渋顔。
既に射撃は開始されている――――逃げなくてはならない。だが、その回避方向を織り込んでの射撃なのか? そうではないのか?
迷う時間すら惜しい。コンマ数秒に至らぬその間とて、超音速の砲弾が彼我を埋めるには十分すぎる導火線の間だ。
だが、そこで――
『――左にそれぞれ十五度だぜ。あいつの攻撃を喰らいてえっつーんなら話は別だけどよぉ〜〜〜〜〜〜〜』
無線から流れた東方仗助の声。
二人は、考える間もなく回頭を果たしていた。その後に、右舷で巻き起こる着弾の泡沫。
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