過去ログ - 蘭子「竜騎兵?」モバP「ただの航宙機だよ」
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250: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/10/25(日) 16:45:52.00 ID:zUBOKMIwO
静かな波の音が聞こえる。
時間的にはまだ平気だが、流石に冷え始めてきた。
そろそろ戻ろうかと、腰を上げようとしたときに凛がPの腰に手を回す。

凛「…少し冷えるから、暖まらせて」

P「構わないけど…体勢きつくないか?」

凛「平気…むしろ落ち着く」

そう言われ、腰を上げるのを止めた。
ただ、抱き付かれても暖は取れないだろうと思い、来ていた上着を凛に被せた。

凛「正直さ、また会えてうれしかったんだ。あの時のお礼も言いたかったし、4年越しの片思い…っていうのかな」

P「そういうことは、簡単に言うもんじゃないぞ」

凛「…こういう時ぐらいしか、言えないじゃん」

P「…」

そういうものなのか、と思いながら、そっと凛の頭に手を当てる。
二人きりだから、自分の本心を言えるかもしれない。
しかし、「片思い」とか「好き」とか、正直なところ言わないでほしい気持ちもある。
パパラッチの事もあるが、仮にも元軍人…現役時代は同僚たちを守れなかったことも少なからずあり、他人から好かれる資格は無いと。

では何でこの仕事をしているのだろうか?

その疑問は、離陸体勢をしていた航空機の騒音にかき消された。




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