過去ログ - 蘭子「竜騎兵?」モバP「ただの航宙機だよ」
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268: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:19:20.94 ID:vkMb8HgkO

準備も終え、あとは寝るだけだというのに、考えていたら逆に目が冴えてしまった。
これではいけないと思い、眠気を誘うために童話を読もうとする。
選んだのは『姫君の蒼い鳩』…怪我をした鳩を助けた姫が病気になり、その鳩が姫を助けようと旅に出る内容の本だが、何度読んでも感極まって何時も泣いてしまう。
そこに登場してくる悪魔…この童話の内容を引き立てるスパイスのような存在であるが、初めて読んだときは酷いと思うが、今では最後にはありがとうと感謝する。
以下略



269: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:20:53.28 ID:vkMb8HgkO
◆F市空港@ロータリー

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蘭子の休日初日は空港から始まった。
国際空港からチェックインし、数時間のフライト中に食した機内食、どれもが初体験で新鮮だった。
以下略



270: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:21:49.34 ID:vkMb8HgkO

他愛のない会話をしながら、空港の出口に向かう二人…その前にモバPがレンタカーを借りる手続きをすると、受付に立ち寄る。

『モバP様ですね、お待ちしておりました』

以下略



271: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:22:31.19 ID:vkMb8HgkO
◆F市@ヘブン・アンド・ヘル
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今回の目的地、通称『ヘブン・アンド・ヘル』と呼ばれる地帯…名前こそ物騒なイメージだが、実際には高低差が激しい山岳部の見た目から付けられた名前らしい。
モバPが直訳で言ったのもあり蘭子は混乱したが、その名は以前に買ったRRRの歴史本に載っているのを覚えており、直ぐに落ち着いた。
以下略



272: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:22:57.40 ID:vkMb8HgkO

談笑していると、何処からか泣き声が聞こえる…鳥の鳴き声か?
しばらくすると、一匹のトンビが蘭子の下に舞い降りた。

蘭子「トンビ…え?」
以下略



273: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:23:25.31 ID:vkMb8HgkO
◆ヘブン・アンド・ヘル@天文台前
fsm.vip2ch.com

ダムの先にある傾斜の鋭い坂を上り切った先に見えたのは、沈む太陽を背景に構えるドーム…目的地である天文台だ。

以下略



274: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:23:58.40 ID:vkMb8HgkO
◆天文台@観測室
fsm.vip2ch.com

「…来たか」

以下略



275: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:25:01.29 ID:vkMb8HgkO

中将…いえ、学者に改めてスコープまで案内される蘭子。
「上から覗いてごらん」と言われ、その目をゆっくり覗きこむ。
丁度、日も沈みきったところもあり、スコープから見える世界は無数の光が鮮明に広がっていた。
白く光る星もあれば、少し赤く光る星もあり、どれが一等星なのかもはっきり認識できる。
以下略



276: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:25:42.41 ID:vkMb8HgkO

そういうと学者は、3つの理由を簡潔に述べた。

 ・地上の人に、もっと宇宙について知って欲しい
 ・画像処理されたモノをではなく、レンズを介した星を見てもらいたい
以下略



277: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:26:32.58 ID:vkMb8HgkO

淡々と伝えたのちに、蘭子は更に問いかける。

蘭子「えっと、確かにさっき見せてもらった星は、とても綺麗でした。本当、それは吸い込まれそうな気もしました」

以下略



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