36: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2015/06/07(日) 23:50:42.66 ID:iBL1VWWio
「私たちの想い、プロデューサーさんにも届きましたか?」
これ、わかってて聞いてるよな。
「えへへ、プロデューサーにはいつも助けてもらってますから」
俺はできることしかしてないぞ。
「いつかの女性のように、歌えていましたか?」
とっくに超えてるよ。
なんなんだこいつらは。
また俺を泣かせたいのか?
……違うか。
いつも通りに笑う俺でいて欲しいんだよな。
「ああもう」
言葉が出てこない。
感謝と歓喜と困惑と、他にも色々混ざり合って訳が分からない。
「やってくれたな、お前ら最高だ!!」
なぜそうしたのか、さっぱりわからない。
気づくと3人の頭をまとめて抱きかかえ、ぐしゃぐしゃに撫でまわしていた。
後で何を言われるかわかったもんじゃない。
でも、そうせずにはいられなかった。
また、涙が零れた。
でも、それ以上の笑顔が溢れた。
<了>
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