過去ログ - ノーチヒロ・ノープロデューサー
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2: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:28:39.28 ID:3C8r5qrF0

【ノーチヒロ・ノープロデューサー】



3: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:29:47.64 ID:3C8r5qrF0

(あらすじ: エド時代より続く老舗芸能プロダクション「シンデレラ・プロダクション」。そこでアーチ
プロデューサーとして合法、非合法を問わず様々な方法で優秀な実績を上げ続けていたツールマスターと
インフィニティは、ある日突然センカワ・チヒロから除名処分を受けてしまう)



4: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:30:45.99 ID:3C8r5qrF0
(アイドル達と築き上げた信頼も、これまでプロダクションに貢献してきたという結果も無視され一方的に
放り出されてしまった二人は、これを不服として初めは穏便な手段で復帰しようとする。だが司法も労働
組合も何もかもがチヒロによって牛耳られていると知った二人は、もはや手段は選んでいられないと悟る)


5: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:31:43.21 ID:3C8r5qrF0
(センカワ・チヒロ暗殺すべし! 再びあの栄光の日々に返り咲き、大切なアイドル達の元に帰るため、
二人のプロデューサーは、最も関係のない人間を巻き込む確率が低い、妖魔が跋扈する闇の時刻ウシミツ・
アワーを選んでシンデレラ・プロダクションを襲撃したのであった!)


6: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:32:47.65 ID:3C8r5qrF0

闇に溶けるダークスーツに対して、顔に装着したIRCゴーグルが奇妙なシルエットを浮かび上がらせる。
月に照らされ地面に落ちた影を見て、まるで自分の今の状況のようだと独りごちながら、ハッキングを
行っていたツールマスターは相棒へとIRC通信を行う。 1


7: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:33:37.73 ID:3C8r5qrF0

「今ハッキングが完了した。これでプロダクションの監視システムは一時的に俺たちを認識出来ない」
『よくやったツールマスター=サン。あとは君が北口から、私が南口より敷地に侵入して本館に向かい、
あの忌々しいチヒロ=サンを殺せば、すべて元通りだ』通信を受けたインフィニティの言葉は荒い。 2


8: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:34:29.77 ID:3C8r5qrF0

彼らにとってみればつい先日まで自由に出入りできていた、第二の我が家というべき場所にコソコソと侵入
せねばならぬのだ。その屈辱はいかほどばかりか、言葉では表すことは出来ない。相棒の言葉に自らも
気持ちを奮い立たせて、だが一方で冷静な口調でツールマスターは警告する。 3



9: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:35:24.58 ID:3C8r5qrF0

「だが用心しろ。監視システムは死んでいても、独立起動しているモータウサや随所に散りばめられたトラップ
までは無効化できていない。それに、あの噂の連中の存在もある」ツールマスターが気にかけているのは、まこと
しやかにプロダクション内で囁かれているある噂話に出てくる者達のことだ。 4


10: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:37:03.42 ID:3C8r5qrF0

……曰く、センカワ・チヒロを守る凄まじいカラテの使い手がいる。曰く、アイドルやプロダクションに危険と
思わしき連中を闇の中で消す者達がいる。曰く、夜のプロダクションは魔物めいて恐ろしい守護者が
巡回している。……どれも根拠の無い噂話ではあったが、今日に限っては、ひどくその噂話が恐ろしい。 5


11: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:37:44.37 ID:3C8r5qrF0

『ああ、凄腕の守り人がプロダクションにはいるという噂か……。だが、所詮は噂だ。実際アーチプロデューサーで
ある私やツールマスター=サンが会ったことがない人間が、このプロダクションにいるはずがないだろう。
それに、仮に会っていたとしても、その力が我々のカラテやジツに及ぶはずもない』 6


12: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:38:29.28 ID:3C8r5qrF0

慢心ともとれる言い草であったが、実際数万人単位でいるプロデューサーのほんの一握りしかなれないアーチ級に
選ばれる者の実力は、そのカラテ、ジツ、営業能力、礼儀作法、アイドル達とのコミュニケーション能力、
どれをとっても本来ならばそこらのサンシタでは相手にすらならないのだ。 7


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