22: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:46:19.58 ID:3C8r5qrF0
プロデューサースレイヤーはジゴクめいた声で告げ、ツールマスターを睨む。その顔には恐怖を煽る字体で
「P」「殺」と刻まれたメンポが装着されており、表情を伺うことは完全には出来ない。 17
23: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:47:01.88 ID:3C8r5qrF0
だが、その身から放たれるキリング・オーラが表情と言葉以上に、ツールマスターに対して何を行おうとしているかを
明確に告げる。「貴様の存在は噂でしかなかったはず! 真実なのであれば、なぜアーチプロデューサーの俺が
貴様の存在を知らぬ!」 18
24: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:47:52.00 ID:3C8r5qrF0
「アーチプロデューサーも、所詮はチヒロ=サンの手の平の上の存在。オヌシが彼女から必要以上の情報を
与えられるに足る存在ではなかっただけのこと」 19
25: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:48:42.24 ID:3C8r5qrF0
「黙れ! 俺はアイリをシンデレラ・ガールにし、その後もアイドル達のため、プロダクションのために常に
働いてきたんだぞ!」「だがオヌシはチヒロ=サンとの契約を破り、してはならぬことをした。……どうせなら
使ってみたらどうだ、オヌシ自慢のガラクタを」 20
26: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:49:42.98 ID:3C8r5qrF0
「ガ、ガラクタ……だと!? 俺のボットをナメルナーッ!」ツールマスターは激昂し、袖口に忍ばせていた
トークンほどの小さなマシンを次々と空中に放つ! それはボットと呼ばれる彼が開発した小型のIRC遠隔制御
兵器であり、触れた人間や機械を彼の意のままに操ることが可能になるという恐ろしい代物である! 21
27: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:50:41.46 ID:3C8r5qrF0
「このボットを開発したことで、俺はアーチプロデューサーにまで上り詰めることが出来た! それをガラクタ
呼ばわりした貴様は許さ」BOOM!「な……なに?」目の前で小さな爆発を見たツールマスター。 22
28: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:51:18.20 ID:3C8r5qrF0
それがプロデューサースレイヤーが投擲したメイシによってボットが一つ破壊されたために起きたことだと
認識すると、バク転でさらに距離を取りながら急いでボットを拡散させていく! 23
29: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:51:59.97 ID:3C8r5qrF0
「き、貴様! 人が話している時に!」「すでにアイサツは済んでおる。プロデューサー同士のイクサで呑気に
口を開いていたオヌシが悪い。所詮は機械でアイドル達や取引相手を強制的に操り、不当な利益を貪っていた
サンシタにすぎぬか」ナ、ナムサン! プロデューサースレイヤーはいまなんと言ったのか!? 24
30: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:52:40.26 ID:3C8r5qrF0
……そう、このボットはアイドル達を守るために作られたものではない! 彼女たちを操り、その感情を偽り、
ツールマスターの意のままに動かせるようにすることで、あたかも彼の方針がすべて適切であるかのように
見せるために作られたものなのだ! 25
31: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:53:19.56 ID:3C8r5qrF0
それだけではない。ツールマスターは自分の要求に従わないスポンサーにもボットを使い、たとえどれだけ
無茶苦茶なことをしても、彼にすべて賛同するように仕向けていたのだ! これではもはやプロデューサーの
仕事とは呼べない! 26
32: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/10(水) 16:53:53.82 ID:3C8r5qrF0
「それのなにが悪い! 利益を上げること、それがチヒロ=サンとプロデューサーとの契約の絶対条件だろう!
俺はそれを満たすための手段としてボットを使ったに過ぎない!」「契約は、アイドル達の意志を尊重した
仕事をするという内容もあったというのに、あくまで自分に都合よく開き直るか……イヤーッ!」 27
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