過去ログ - モバP「不夜城は、眠らない」
1- 20
127: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:47:29.89 ID:FQaAjeMeO
つまらない、という言葉。

僕には、これが彼女の悲痛な叫びのように思えて仕方ない。

何かを渇望するような――どこか違う世界へ飛び立ちたいと願っているような。
以下略



128: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:48:14.06 ID:FQaAjeMeO
彼女も、何を云うでもなくこちらへの視線を外さない。

愛想はないのに、何故か、可愛い。

顔だけに留まらず、身体全体が美しい造形をしているし……
以下略



129: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:49:31.05 ID:FQaAjeMeO
刺激を求めているのなら。

違う自分への願望があるのなら。

今のつまらなさを打破するきっかけを求めて彷徨っているのなら。
以下略



130: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:50:27.18 ID:FQaAjeMeO
「……円光で、遊びでセックスする女子高生をアイドルに誘うって……アンタ本気で云ってる?」

ようやく絞り出した台詞は、驚きと呆れに満ちていた。

僕は黙って頷く。
以下略



131: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:51:43.77 ID:FQaAjeMeO
「……まあ、それも一理ある、かな」

リンはやや自嘲気味に嘆息しながら、伸びをした。

肩甲骨から背骨の窪みへのラインが、僕の目に飛び込む。
以下略



132: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:53:32.79 ID:FQaAjeMeO
「ね、もう一回、シてもいいよ。代金は出世払いってことで」

意地悪く、そして嬌艶に笑うリンの碧い瞳が、僕の目の前へ寄る。

つられて角を上げた僕の口は、彼女のふくよかな唇に塞がれた。
以下略



133: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/23(火) 00:54:24.65 ID:FQaAjeMeO


この不夜城は、眠らない。


以下略



134: ◆SHIBURINzgLf[sage !蒼_res]
2015/06/23(火) 00:56:33.79 ID:FQaAjeMeO

N特訓前の凛しか見たことない&もしSR昇格以降の彼女を知らなければ……というイメージでこしらえました。
並行世界の、こんなスレた凛もいいかなと思うんです。
それではまた何れの機会に。

以下略



135:名無しNIPPER[sage]
2015/06/23(火) 01:06:54.48 ID:6dpcDyeiO
実に素晴らしい…


136: ◆SHIBURINzgLf[sage saga]
2015/06/23(火) 13:20:34.62 ID:OuMyAA1yo

フォローという名の蛇足:


凛「……なにこれ」
以下略



137:名無しNIPPER[sage]
2015/06/23(火) 22:37:56.60 ID:k4seJco6o
おつ
妄想と理想がいい感じに出てて面白かったです
あと関係ないですが酉がすげぇ


140Res/56.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice