41:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 11:18:23.86 ID:f3NIeJHDO
放課後の生徒会室。ライはスザクとリヴァルに生徒会の仕事を教わっていた。最近は不参加者が多く、だいぶ溜まっているようだった。
「あ、そういえば」
書類の量は多いものの、中身はそう難しくはない。ライが内容を大方理解した頃、リヴァルが思い出したように口を開いた。
「今日もカレンに租界を案内してもらうんだろ?」
「ああ。彼女の予定が済み次第、出発する予定だ」
「そっか。こりゃ、しばらくは監視が消えないな」
「あ、ライにつきまとっている男子生徒達の事だね」
リヴァルは頷いた。彼はルルーシュやスザクと同じクラスの男子生徒だ。そしてアッシュフォード学園生徒会のメンバーでもあった。
情報通なようで、学園生活に役立つ事を色々と教えてもらっている。彼の言葉に、ライとスザクは自然と耳を傾けていた。
「あれはカレンの親衛隊だよ」
「親衛隊?」
「ああ。カレンは体が弱くてさ。学校もちょくちょく休むんだよ」
「そうなのか……」
ライは俯いた。昨日、体の弱い彼女に租界を案内してもらっていたのだ。かなりの長時間、歩かせてしまった。体に良いわけがない。
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