43:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 12:00:05.17 ID:f3NIeJHDO
「そうだね。僕で良ければ、お世話係も交代しても……」
「ちょ、ちょっと待てって……!」
何故かリヴァルが必死になっているが、ライには理由を考えている余裕もなかった。
その時、生徒会室の扉が開く。ルルーシュが入ってきた。彼は部屋を見渡し、混乱している様子の三人とは少し離れた自身の指定席に座った。
「なにかあったのか?」
「ルルーシュ、お前からも何か言ってやってくれよ!」
リヴァルが慌てながら事情を説明する。ルルーシュは所々、落ち着くように促しながら静かに聞いていた。
「世話係の交代か……。昨日、任命されたばかりだろう」
「そうだが、彼女の体調については知らなかった。このままというわけにはいかない」
ライの言葉に、スザクも頷く。しかしリヴァルは立ち上がり、反論した。
「でも、昨日は何もなかったんだろ? なら、俺達でフォローしていけばいいじゃんか」
「ふむ……」
両者の意見を聞いた黒髪の生徒会副会長は、しばし黙考していった。
「ライ。昨日の案内でお前に不満はあったか」
「無い。彼女の説明は丁寧で的確だった」
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