501:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:11:04.63 ID:BCVIJtYDO
「反対派は三人だった。カレンとニーナ、それとルルーシュ」
その時の事はおぼろげながら覚えている。ナナリーを守ろうと、ルルーシュが警戒心を露わにしていたことも。
彼らの考えは間違いではなかった。現に、自分は危険な人間だったのだから。
「でも、今は一人もいない」
「……!」
スザクは笑った。どうして、そんなに嬉しそうなのか。
「本当はあの時、ルルーシュと僕とで話していたんだ。もし君が危険な人間だったなら、二人で止めようって。……そして君は、その僕達に今、こうして警告している」
「変な話だな」
ルルーシュが肩をすくめた。そうして、こちらを真っ直ぐに見据えてくる。いつもの気分屋で、皮肉屋な少年の仮面は脱ぎ捨てられていた。
「お前が来て三週間。たった三週間だが……確かに築いたものがあるはずだ」
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