533: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/02(水) 17:05:29.92 ID:zMZDMcHDO
「昨日の件をミレイさんに報告するべきだろうと考えていたんだ。もう噂になっているみたいだが……」
「なるほどね。それでルルと一緒に来たんだ。珍しいね。眠たがりのルルがこんなに早く登校するなんて」
「ああ。昨晩は彼に手料理を振る舞ってもらった。プロ並みなんだな」
「え……。ど、どういうこと? ふ、二人っきり?」
「君が何を危惧しているかは分からないが、ちゃんとスザクもナナリーもいたぞ」
ざわめく周囲の生徒達を尻目に、二人は顔を寄せ合う。非常に近い。風に混じってシャーリーから柑橘系の良い香りがしたが、ライの意識は他の方へ向いていた。
「お礼くらい言えよな。人がせっかく、玄関で待っててやったのに」
「その割には俺達に気づかなかったようだな。どうせ、カレンの取り巻きにでも混じっていたんだろう。その野次馬根性は直した方がいい」
「ううっ! なぜバレて……おや?」
「ん……?」
軽口を交わしていたルルーシュとリヴァルがこちらを見る。一人は不機嫌そうに形の良い目を細め、もう一人はニヤリと楽しそうに笑った。
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