601: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/20(日) 00:41:18.87 ID:a5KsSFBDO
「相談しようとしたぞ」
「嘘。昨日一日、私と一言も話さなかったじゃない」
「僕は何度も話しかけただろう。それを無視したのは君だ」
「む……」
カレンは押し黙った。昨日は朝に校門で見かけて以来、カレンはずっと機嫌が悪かった。
授業が終わればさっさと姿を眩ましてしまうし、彼女の親衛隊のガードもいつにもまして堅固だった。
昼休みにようやく捕まえたライが話しかけても、目さえ合わせてくれなかったのだ。カレンが怒る理由も皆目見当がつかなかったので、生理か何かだろうと勝手に最低な予想をしていた。
生徒会メンバーに仲介役を頼もうとしてもシャーリーからは断られたし、ルルーシュも機嫌が悪いし、リヴァルは状況を悪化させそうだしで、まったく援護が受けられなかった。
結局、ライはカレンへの相談を後回しにして、スザクの方へと向かったというわけだ。
だが、世話係主任はそれでも不服らしい。この件に関しては一方的にコミュニケーションを断った彼女にも非があるような気がするが、明言はしなかった。
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