28: ◆D04V/hGKfE[saga]
2015/06/15(月) 23:17:39.65 ID:7IXBXgnJ0
「よし。これいい感じですよー」
「よし、じゃねーよ……」
ふんふんと満足げな一色さん。マジで何してくれてんの?
後ろを見れば、一色の尻に敷かれるマイバッグ。
平均より少しだけ短く折られたスカートからすらりと伸びた生足に思わず目を向けてしまい、思わずごくりと喉が鳴る。
「あー先輩今やらしいこと考えてるでしょ?わたしに興奮しちゃいましたかー?」
「ちちち、ちげーし! ていうか自分のに座れよ……俺のに座る意味ないでしょ……」
「わたしのはほら、生徒会の重要書類が入ってるんです。折り目とかつけるわけにはいかないじゃないですかー?
それに先輩も嬉しいですよね? わたしに踏まれて♪」
その心意気は立派だが、俺の鞄に座っていい理由にはならないじゃねーか……。
これで喜んでたら相当の変態さんだと思います。
俺たちが話しているすぐ横を大型車両が通り抜けていった。
車体が巻いたような風を生み出し、立ち止まってやりとりをしている体の温度を奪っていく。
うだうだ言っても無駄だ。人生諦めが肝心。引き際を見極めることが生きる上では大切だ。
「はぁ……行くか」
「レッツゴーですよ!」
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