過去ログ - 八幡「贈り物には想いを込めて」
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71: ◆D04V/hGKfE[saga]
2015/06/17(水) 00:11:35.92 ID:bJtf1eDj0
「実はだな、雪ノ下は午後の授業中に体調不良を起こしてな……」

「えっ! ゆきのん大丈夫なんですか!?」

「まあ落ち着け由比ヶ浜」


話途中に割り込んでしまった由比ヶ浜をなだめる。心配をする気持ちはわかるが、今は正しい情報を得る事だ。
情報を得た上で、最善の行動をする必要がある。

ごめん、と呟くと、再び先生の話を聞く体勢を作る。先生は俺たちを交互にしげしげと眺めつつ言葉の先を続けた。

「……それでだ、今は保健室で眠っているはずだ。私が見た時は辛そうだったからな、君たちに連絡を入れる余裕があまりなかったのかもしれん」

「……体調不良ってのは具体的にどういう感じなんですか?」

体調不良と言っても、それではただ単に体調が万全でないことを示しているだけだ。
雪ノ下の症状が気になり問いかけるが、横から由比ヶ浜に鋭く射すくめられた。

「ヒッキー? ちょっとデリカシーないかも」

「はぁ?…………そういうことなの?」

少し考えると由比ヶ浜が何を言いたいのかわかった。

家族に姉や妹がいるやつならわかりやすいかもしれない。
気恥かしさで首筋を抑えていると、俺たちの会話を聞いていた先生がまるで面白いものを見たかのように、気さくに笑いかけてくる。



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