2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:32:13.43 ID:VItNW0A+0
こんなに誰かが気になったのは初めてかもしれません。
ふわふわの雪のような服装に身を包んで、一人でいつも魔法書を読んでいるあの子。
誰も……寄り付けなくて、触れることさえ叶わなかったあの子。
3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:38:03.42 ID:VItNW0A+0
ここは所々を氷が覆う城。
彼女の魔法の練習の成果とも言える溶けない氷が、そのまま私への対応を明示しているように感じます。
4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:43:03.55 ID:VItNW0A+0
「……それで、アシディアは今日も魔法の勉強?」
「うん……私のアイスはまだまだだし……」モジモジ
5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:46:21.24 ID:VItNW0A+0
もちろん、全てはアシディアの裁量一つで変わってしまうのだから……私はどうする事も出来ないですが。
ただ、彼女に私のことを好きになってほしい。それだけで。
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:50:01.20 ID:VItNW0A+0
そして、扉が閉ざされた奥で─。
「セイナちゃんの思うとおりにはなりませんよ……」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:52:46.65 ID:VItNW0A+0
─私は一人でいたいのに。
本を読んで……もっと魔法が上手にならなきゃいけない。
8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:55:24.50 ID:VItNW0A+0
セイナちゃんの普段の声と、バトルしている時の仕草。
そのギャップにもまたドキッとしちゃって……こんな感情を覚えるのは初めてなんです。
9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:01:43.56 ID:VItNW0A+0
次の日。
歓迎されないのは分かっていますが、私はこの気持ちを捨てられません。
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:04:52.46 ID:VItNW0A+0
「それって……きらきらスノウブック……どうして」
「好きな人と同じ魔法を学びたい。ただそれだけですが、ダメ……でしょうか?」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:07:31.92 ID:VItNW0A+0
「どうしました、アシディア?」
「う、ううん……何でもない……練習、するんですか?」
「ええ、教えてくれます?」スッ
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