5: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2015/06/16(火) 23:00:15.70 ID:KTA0UnmQO
時は少し戻って。
学園都市。東京都西部に位置する独立教育機関であるこの都市には280万人の人口が生活しており、その役8割が学生である。
つまるところ、外と隔離された巨大な学校の集まりの街。
この街では科学技術が大変発達しており、科学技術を使って超能力の開発が学園都市に在住する生徒たちを対象に行われている。
手から炎を出したり、念じるだけでものを動かせる。そんな超常現象がこの街では当然のことなのだ。
超能力はその強度により分類分けされる。
無能力者(レベル0)から学園都市に7人しか存在しない最大の超能力者(レベル5)まで。
学生なら誰もが体験したことのあるように順位付けがされているのだ。
そしてさらにレベル5にも第一位から第七位までの順位が付けられている。
つまるところこの街はどこまでいっても学校であるというわけだ。
そしてそんなレベル5第一位。
学園都市において最強最大とされている超能力者、一方通行(アクセラレータ)は。
缶コーヒーがいっぱいにつまったコンビニ袋を下げて歩いていた。
学園都市第一位といっても、決して有名人ではない。多くのレベル5の素性は隠されており-第三位御坂美琴の様な例は除くが-多くの人物はレベル5のことを知らない。
そうは言っても一方通行が歩いている、それだけで多くの人が振り返る。
それはレベル5であるから、ではない。
男とは思えない透き通った白い肌。
真っ白な頭髪。
赤い目。
アルビノ、と巷では呼ばれる様な彼の特徴的な外見のためである。
そのため彼、一方通行は表通りを歩くことを避ける。奇異の目に晒されるのはあまり良い気分ではない。
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