30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/21(日) 14:05:41.34 ID:KKdbAala0
眼球でも腐っているんじゃないですか。そう俺が思ったのは当然だろう。
てかこの人廊下で会話を盗み聞きでもしてたのか。
「その調子で比企谷の更生に努めてくれたまえ。では、私はこれで戻る」
「待ってください。俺ってここに友達作りに来たんじゃなくて、更生に来たことになってるんですか」
「お、なんだ友達作りには乗り気になったのか。流石雪ノ下だな。仕事が速い」
「それほどでも」
「何自分の手柄みたいに頷いてんだ雪ノ下。違いますよ、先生。俺の何処に更生しなきゃいけない所が有るっていうんです」
この教室内で見ても俺より明らかに雪ノ下の方が人格的に問題が有る。
審査員が入れば顔と体で評価は逆転するだろうが、性格単体でみたら誰の目にも明らかな筈だ。
ところがその性格に問題を抱えた雪ノ下さんはそんな事実に気がつかない様子で。
「まだそんな事を言っているの? 貴方は変わらないと社会的に不味いレベルよ?」
と仰った。不味い。
何が不味いってコイツが本気でそう思っているだろう事と、ココにはもう一人そう思っていそうな人がいるという事だ。
味方が居ない。
「傍から見れば貴方の人間性は余人に比べて著しく劣っていると思うのだけれど。そんな自分を変えたいと思わないの? 向上心が皆無なのかしら」
「向上心は皆無だし、他人に押し付けられた変化なんて御免だ。てか俺が劣っているのは人間性じゃなくて社会性だ。それに俺に社会性を身につけさせることが果たして本当に向上か? そんな事が必要なのか?」
「自分を客観視した事がないのね」
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