過去ログ - 八幡「真のぼっち」
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31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/21(日) 14:06:52.11 ID:KKdbAala0
「自分を客観視なんてする必要があるのか? そもそもお前の言う客観は本当に客観か? 何処まで行った所で人間が真の客観性を手に入れることなんて出来ない。だってそれを解釈する主体が主観なんだから。そもそもお前は客観に変われと言われれば変わるのか? どんなにお前の主観がそれを拒否しても客観を受け入れる理由なんてものが有るのか?」

「でもそれじゃあ苦しい現状は変わらない。そんなもの逃げてるだけじゃない」

「逃げてなんか不味い事が有るのか? 世間様なんて別に俺に何の関心も持ってないんだ、好きにさせてもらうさ。それに苦しい現状を変える為にすべき事は自分が変わる事だけじゃない。現状を変えてやりゃ良いんだ。なんだったらその1手段として逃げるってのも十分に有りだろ」

「それじゃあ悩みは解決しないし、誰も救われないじゃない」

「そういうのは悩みを持った奴に言ってやってくれ。俺は救いなんて求めてないんだ。少なくとも今は。それに逃げれば逃げた当人位は救われる」
 
いつの間にか俺と雪ノ下のやり取りは怒鳴り合い一歩手前みたいなボリュームになっていた。
お互いにお互いを睨み合い一歩も譲る姿勢を見せない。
どうしてこんな事になってるんだ。
俺はもう何について話してたのかも分かりません。

 雪ノ下は兎も角、俺はそうやって身動きが取れなくなって硬直状態に陥った二人の間に白い壁が立ちはだかった。

「二人共落ち着き給え」




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