過去ログ - ANKO―地獄のオニばばあ―【ごちうさ】
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41: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 22:20:06.08 ID:2pgT1cJ00
女性客「うさぎさん。これ食べてみる?」

 あんこの傍の席に座っていた客があんこに対し、一口ぶんのパフェの乗ったスプーンを差し出した瞬間……

女性客「きゃっ!?」
以下略



42: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 22:21:01.81 ID:2pgT1cJ00
あんこ「♪」

 あんこは店内を軽快に駆け回り目に付く甘味へ飛びついた。

 そして女性客へも飛びついては身体を這い回り
以下略



43: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 22:21:49.88 ID:2pgT1cJ00
千夜「あんこったら。あんなに頑張って」

千夜「それにお客さんたちもあんこをあんなに可愛がってくれるなんて」

 店内の賑わいを陰から見守りながら千夜は心の中で「あんこ。頑張って」とエールを送っていた。
以下略



44: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 22:28:16.45 ID:2pgT1cJ00
 だが程なくして店の奥からおばあちゃんを始めとした大人たちが大慌てで駆け出してきた。

あんこ「(ビクッ)」

 あんこは自分を捕まえようと迫る存在に気づいたのか、倒れこんだ男の顔にへばりつき耳や鼻を齧っていたのを止め再度駆け出した。
以下略



45: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 23:20:11.60 ID:2pgT1cJ00
千夜「あんこ?」

 どうやら追い詰められたあんこが窓ガラスを突き破り外へ逃げ出したようであった。

 千夜は足の向きを変え誰よりも早く外へと飛び出す。
以下略



46: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 23:24:41.32 ID:2pgT1cJ00
―――ガシッ!!―――

あんこ「!!」

千夜「え?」
以下略



47: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 23:29:00.26 ID:2pgT1cJ00
その後のことはよく覚えていない。

直後におばあちゃんたちも店から出てきたが、泣きじゃくる千夜からあんこの事を聞き皆顔を見合わせるしかなかった。

そしてその日はその後すぐに店を閉めてしまった。
以下略



48: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/19(日) 23:30:28.63 ID:2pgT1cJ00
―連絡―

本日分はここまでです。
明日以降は連続で更新していけるように努力します。
それでは本日もお付き合いありがとうございました。


49: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/22(水) 22:54:53.78 ID:706C7elo0
 あんこが居なくなって数日が過ぎた。

 あんこのために用意した台座は今日もただポツンと寂しげに店内に置かれていた。

千夜「……あんこ」
以下略



50: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/22(水) 22:57:40.76 ID:706C7elo0
千夜「あんこどこなのー?」

シャロ「あんこー」

 千夜はシャロとともに街のうさぎが居そうな場所を歩き回った。
以下略



51: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/07/22(水) 23:22:22.42 ID:706C7elo0
婆ちゃん「それにしてもよく無事だったね」

千夜「ねっ?言ったとおりだったでしょ?あんこはとってもお利口さんで強い子だもんね」

あんこ「・・・」(ハグハグ
以下略



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