過去ログ - 一目惚れ (オリジナル百合)
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6:名無しNIPPER[sage]
2015/06/22(月) 01:49:57.34 ID:mr6D+uxpO
はよ


7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 01:54:05.50 ID:ocNNywHg0
なんとか予定した高さまでたどり着き、ぱっと手を離した。
だん! と予想より大きな音が家の外に響く。

「やばっ……」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:02:25.30 ID:ocNNywHg0
ポップコーンとか、メロンソーダとか、
深夜にも関わらず欲しくなったけれど、
そこは我慢して半券をスタッフに渡した。

「お嬢さん、親御さんは?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:07:50.68 ID:ocNNywHg0
あたしは、自分がバカだったことを思い出しながら、
スタッフに愛想を振りまくのを止める。

「ちょっと、話を――」

以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/06/22(月) 02:14:51.64 ID:mr6D+uxpO
なるほど


11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:17:34.87 ID:ocNNywHg0
「あ、ありがとうございます」

スクリーン5番に入り、席へ着く前に彼女にお礼を伝えた。
彼女が振り返る。
背の高い人だ。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:25:16.13 ID:ocNNywHg0
宣伝がちょうど終わった。

「いそご?」

彼女が少し、早歩きで上へ登っていく。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:35:08.37 ID:ocNNywHg0
エッチの後の、いわゆる事後シーンが出てきて、
あたしは親とそういうのを見る時のような羞恥というか、
焦りのようなものを感じていた。
こっそり横目で彼女を見た。
うん、動じてない。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:43:29.23 ID:ocNNywHg0
え、今の映画泣く所そんなにあったっけ。
自分があんまり感情移入できなかったのだろうか。
あたしは先ほどのお礼をもう一度伝えたいと思ったのだが、
その人が俯いて、顔を両手で覆って嗚咽を漏らしていたので、
先に帰ることにした。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:52:32.52 ID:ocNNywHg0
それに、今日限りの出会いの人だし。
でも彼女はまだ泣いていた。
なんでそんなに泣くのか。
もう、早く泣き止んで欲しい。
自分にはどうすることもできないけど。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/22(月) 02:59:04.94 ID:ocNNywHg0
それから、漸く、彼女も気が付いたようで、

「あ、ごめんね……一緒に帰らないとだよね」

少し抜けた台詞を呟いた。
以下略



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