過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:14:33.14 ID:O6N65gcso

「……ね、プロデューサーは、私のこと、どう思ってた?」

「律子のこと?」

「私は、あなたを……あなたを親友に近い存在って、思ってた。……つまり、それくらい、気ぃ許してた」

「親友ね……」

「そう、親友。……じゃ、行ってきます」

 プロデューサーが答える前に早口で言って、私は小走りにステージの上へ向かった。
 骨の髄まで灰にしそうなライトがギリギリに輝いている。
 私は両の手を広げて、世界を抱く勢いで飛び出した。

 ステージの裏でポカンとしてそうなプロデューサーを思うと、泡立つような歓声が、他人ごとのように聞こえた。


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