過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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157:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 17:22:51.41 ID:KP3+ivsDo
彼と過ごす時間が長くなるにつれ私の信念や思い、心は無自覚に彼に引かれ、惹かれていった。
それがいつからかと聞かれれば、最初からと答えるほかない。私は彼と出会ってから、そこから全てが始まったのだから。
彼との出会いが私に変化をもたらした。いや、回帰と呼ぶべきかもしれない。
異性としての感情を朧気ながらも自覚したのは、おそらく修学旅行が初めてだったのではないかと思う。
夜の京都を宿泊先まで二人で歩いて帰ったあのとき、私は確かに、彼にどこまでもついていきたくなるような、決して置いていかれたくないような、そういう感覚があった。
知らない街で知らない道を歩いていた。私は特別方向音痴というわけではないが、夜道に限らず未知のものに対してはまず戸惑いが先行する。標がなければ一歩を踏み出すのに躊躇する。
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