過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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349:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 22:42:24.73 ID:RYx/9kaJo
講習室を出るときに何気なく部屋を見渡すと、あんぐりと口を開けた玉縄と不安そうな顔の雪ノ下の姿が目に入った。
二人とも半端な位置で掲げた携帯はそっちのけで、出ていく俺たちのことをじっと眺めていた。
階段を下りて誰もいないロビー付近で葉山は立ち止まった。そんなに聞かれたくないことなんだろうか。なんでもいいが面倒だしさっさと終わらせてほしいもんだ。
「なんの用だよ」
「折本さん、この間はすまなかった。俺が言い過ぎた。この通りだ」
葉山は俺の質問の相手をすることなく、折本のほうへ向けて頭を下げた。
折本は一瞬固まっていたが、我を取り戻すと胸の前で両手を横に振りながら慌てて口を開く。
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