過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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567:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:31:52.34 ID:k1AwEidto
短く言うと、問い詰めるような鋭い視線を向けてきた。
「…………なんでさっさと説き伏せて否定しないのか、そう思ってるかってことですか?」
「思っているだろう?」
568:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:32:58.52 ID:k1AwEidto
「雪ノ下も人並みに、人並み以上に迷うし、悩むし、躊躇もするということさ。比企谷と同じようにな」
「俺は別に……迷ってませんが」
「まあ君が素直に喋るとは私も思っていない。けど、悩める若人へ私からありがたい助言をやろう」
569:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:33:32.78 ID:k1AwEidto
「その心意気は認めよう。だが敢えて厳しいことを言わせてもらう。そんなものはただの自己満足だ。人のためのように見えるがその実、自分のためにしかなっていない」
宣言通り、口調も内容も俺にとってとても厳しいものだった。
「もう、君が傷付くことで君以上に悲しむ人間がいることをわかってもいい頃だ。だから先に言っておく。比企谷、人を傷つけないようにするというのは無理だ」
570:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:34:24.73 ID:k1AwEidto
俺が何を選んでも誰かを傷つける。そんな簡単なことを、しかし間違いようのない真実を突きつけられた。
俺はこれまで散々迷ってきたが、迷っている時間ですら誰かを傷つけていたのかもしれない。そう自覚をすることが、傷つける覚悟をすることが人を想うということだと、そう言われた。
その自覚と覚悟が俺には足りていなかった。だからさっきはあんな、まちがった決断をしかけてしまった。
571:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:35:03.96 ID:k1AwEidto
ここまで
あーやっと終わりが見えてきた
九月中の完結を目標で
またそのうち
572:名無しNIPPER[sage]
2015/08/24(月) 23:35:18.78 ID:MJ+QU5L1o
乙
573:名無しNIPPER[sage]
2015/08/24(月) 23:40:41.22 ID:p1Up4P9Co
乙です‼
574:名無しNIPPER[sage]
2015/08/25(火) 08:37:34.50 ID:AYZUKUVM0
乙
575:名無しNIPPER[sage]
2015/08/25(火) 09:10:35.95 ID:2FOMqS0/O
乙です
待ってます
576:名無しNIPPER[sage]
2015/08/25(火) 14:45:04.03 ID:ET35FrnGo
ああ、居酒屋じゃなくて居場所か…ww
577:名無しNIPPER[sage]
2015/08/25(火) 15:03:16.13 ID:Kp+MvbH9O
おつです 次も楽しみにしてます
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