過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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648:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/06(日) 16:46:32.49 ID:Sv+8YbD5o
「いえ、それなら私も一緒に……」
「いいんだ、まずは俺だけで。すぐだから待ってて」
言うや否や、葉山は一人で玉縄のところへ行ってしまった。
玉縄はイライラしているのか立腹しているのか、息をふーふーと真上に吹き掛けているせいで定期的に前髪が逆立ち、激昂したサイヤ人みたいになっている。
「比企谷君……また、迷惑かけちゃったわね」
雪ノ下は視線を玉縄と葉山の方へ向けたまま呟く。
「んなことねぇよ。俺はあんなのに屈服するほうがよっぽど嫌なんだ。俺こそ、また勝手にやってすまん」
「いいえ……。私は助けられてばかりね、姉さんの言う通りだわ。役職や立場を与えてもらったところで変わらないのね。とても……悔しくなるぐらい、弱い」
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