過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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778:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 12:43:15.79 ID:eNgRSOWAO
由比ヶ浜はゆっくりと顔を上げ目を閉じる。左目から一筋の涙が頬を伝った。
次に開いたときには、先ほどまでの諦めたような力ない表情ではなくなっており、目には新たな光が宿っているように見えた。
「ああ。本当に勝手で、すまん」
「そうだよ、ヒッキーはほんとに勝手だよ……。だったらあたしも、もっと……考えてみる。ゆきのん、ちょっと話そっか」
「……そうね」
俺が今言いたいことはここまでだ。もうこれ以上の言葉は出てこないし、俺の腹はもう決まった。
俺は雪ノ下と由比ヶ浜の関係をどれほど知っているのだろう。一緒に泊まるぐらい仲が良いことは知っているが、どれだけ踏み込んだ関係になっているのかまでは知らない。その二人はこれからどんな言葉を交わすのか。
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