284: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/08/19(水) 23:14:12.89 ID:hgPDEe+R0
その光景がフラッシュバックしだして、嬉しそうに笑みを浮かべる目の前の夕立と交互に重なっている。
夕立はこれから一分も経たないうちに司令官に会って、飛びついて、受け止められて、いつもみたいに要望通りに遊んでもらうんだ。毎回手伝ってる私だってされたことないのに。
そうだ、司令官は私が同じことしても受け止めてくれるのかな?遊んでくれるかな?ちょっと驚かせちゃったりするかもしれないけど、そんなのは一瞬のことだし関係ないよね
いつ仕掛けようかしら。できれば近いうちがいいな、今日とか。
あ、でも今日は司令官も疲れてるだろうし明日にでも……。明日の朝早くに行って、起きてたら試してみよっと♪でも、まだ寝てたら……
そうね、寝てたらそれはそれで、司令官の寝顔が見れるしね。起きた瞬間に驚いてる暇もなく飛びついてやるもん
あとはそれから……………………
夕立「暁ちゃん?大丈夫っぽい?」
暁「……ふぇっ!?え、あ、ど、どうかした!?」
夕立「なんか、すごく楽しそうな顔してるっぽい」
暁「…………そう、だったの。ありがと、教えてくれて」
夕立「今日楽しいことでもあったっぽい?」
暁「ううん、別にいつも通り。ちょっと考え事してただけ」
夕立「ふーん」
空返事。もう心は司令官のほうに向かっているんだ。きっとそのうち、体もついていくんだと思う。止めなきゃ。
視界がぼやけてきて、頭がひとつしか考えられなくなってる。目の前ではどこか嬉しそうな夕立。
止めなきゃ。
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