過去ログ - 【艦これ】那智「皆に慕われる提督」
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55: ◆aKZmxL4TCc[saga]
2015/07/05(日) 21:48:50.25 ID:HEYVl99g0
 煙が晴れた後は、加賀達の艦載機が敵艦隊に攻撃を加えようとしたが、その前に高射砲で撃ち落とされてしまった。

加賀「ちっ…!」

 加賀が思わず舌打ちをしてさらに艦載機を放とうとするが、長門が止める。

長門「慌てるな、まだ航空戦は終わっていない」

赤城「?どういう意味ですか?」

 加賀の後ろにいた赤城が尋ねるが、すぐにその答えは分かった。

 敵艦隊の遥か後方上空から、多くの艦載機が飛んできていた。その艦載機は、大きくターンをして敵艦隊に攻撃を与えられる最適なポジションに着く。

加賀「まさか…」

那智「先に行かせた第二艦隊の艦載機達だ。第二艦隊には先に深海棲艦達の本拠地があるとされる座標を渡しておいて、敵の索敵範囲外で待機するよう、

   指示していたのだ。そして、先の航空戦開始の際に提督は第二艦隊に連絡をして艦載機を飛ばすように、指示したのだ」

 そう言って那智は後方の提督を振り返ると、提督はニヤリと笑っていた。それにつられて、那智も笑う。

 一方、上空の艦載機は攻撃を行う準備が整っていた。敵艦隊の連中は、上空の艦載機には気づいていないようだ。それを好機と、艦載機の妖精達は、

攻撃を開始する。


 ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!と怒濤の雷撃・爆撃が炸裂した。


 提督達は、額に手をやって衝撃を受けないようにしたが、提督と何人かの艦娘が後ろに仰け反る。

那智「壮観だな…」

 先頭にいた那智が感嘆の声を漏らす。

陸奥「本当ね。あんな大胆な航空戦、初めて見ちゃった」

大和「資材が、海軍持ちでよかったですね…。こんな事通常の出撃でやったら、資材がすっからかんになっちゃう…」

 大和は、自分が出撃する度に鎮守府の資材をもりもり食べてしまう事があるからか、思うところがあるのだろう。

 一方、第三艦隊の夕立は艦載機達の攻撃が終わった後の、敵艦隊の発する煙の幕を見て、咳き込みながら呟く。

夕立「でも、これだけの火力があれば、こほっ、奴らなんて、イチコロっぽい。こほっ」

時雨「そうだね…。悪くても、護衛要塞は潰せたと思うよ」

 隣にいた時雨も夕立の意見に賛成する。

 しかし、煙が晴れた後に広がっていた光景は残酷なものだった。


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