165:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:52:58.45 ID:mAIq3Puio
「ほむらちゃん、来てくれたのね」
そして列の最前に居たのは、美樹さやかの母親だった。
私はびくんと身体を震わせて、頭を下げた。
「よかったら、触ってあげて」
その声は、不思議と優しかった。
何を言われても甘んじて受け入れるつもりだったから。
少しだけ、意外だった。
視線を上げて、そこには少しだけやつれた夫人の顔があった。
促されるままに、私は棺桶の窓から手を差し込む。
おそるおそる。
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