97:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:33:57.03 ID:PVCiXxqLo
風の存在について、考えられることは二つ。
どこかの通用口が外に通じているか。
もしくは、誰かがどこかで派手に暴れているか。
空気が掻き回される理由は、それしかない。
前者だとしたら、何の手掛かりにもなりはしない。
だけど後者ならば、そこが私の目的地になる。
肌をなぞる粒子の流れが、いやに鼻につく。
いつまで経っても慣れそうにないその腐臭には、どこか潮の匂いが混ざっているように感じた。
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