過去ログ - ほむら「告別」
1- 20
87:名無しNIPPER[sage]
2015/07/12(日) 04:07:29.27 ID:OkiXv61AO
体調崩される程怖い事考えてるんですか……続きが気になって具合が悪くなりそう



88:名無しNIPPER
2015/07/12(日) 23:23:17.63 ID:PVCiXxqLo


「……学校……?」

 私の声は返事もなく、ただ世界へと吸い込まれていく。
以下略



89:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:24:13.71 ID:PVCiXxqLo

 見るからに怪しかった。
 正直に言って近付きたくもない。
 しかし、入らなかったら、またあの空間をさまよい歩くだけ。

以下略



90:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:25:02.81 ID:PVCiXxqLo

 最初に足を踏み入れるのは、昇降口。
 私がここを利用するような時間には、いつも誰かがいた。
 当然、今は誰もいるわけもない。

以下略



91:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:26:36.40 ID:PVCiXxqLo

 じゃり。
 泥を踏み潰す音が、足音になってあたりに響く。

 まだここには、外からの光が届いていた。
以下略



92:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:27:36.11 ID:PVCiXxqLo

 窓も教室の扉も閉め切られた廊下は、当然のように灯りも落とされていた。
 スイッチを入れてみたけれど、無駄な抵抗だった。

 窓を通して外から明りが供給されているために、この辺りは真っ暗という訳ではなかった。
以下略



93:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:29:34.70 ID:PVCiXxqLo

 だんだん。だんだん。
 まるで見えない手が外から窓を叩いているようだった。
 どんどん。どんどん。
 弾けた赤黒い雨粒は窓の上に広がって、妙な図形を作って消える。
以下略



94:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:30:34.72 ID:PVCiXxqLo

 だんだんだんだんだん。

 どんどんどんどんどん。

以下略



95:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:31:46.00 ID:PVCiXxqLo

 引き戸の向こう側。
 何も考えずにそこをくぐった私は、自分の目を疑った。

「……病、院?」
以下略



96:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:33:06.59 ID:PVCiXxqLo

 少し、温度が低いようだった。
 ようやく落ち着いた頭に浮かんだのは、そんなことだった。
 ひんやりとした空気を背筋に感じて、私は思わず身体を震わせる。

以下略



190Res/93.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice