2:みお ◆skOdBilCbI[saga]
2015/07/14(火) 11:09:28.33 ID:Wnc1C2cPo
夜空という天井の下を歩く
もうしばらく経ったが、今でも時々慣れずに月を追いかけて歩く時間は悪くないとその度に思った
なにも起こりはしないはずだった
知ってる匂い
血の匂いがした
それは、戦場のそれではなく
あの頃、良く掠めた欲に塗れた生臭さと一緒に
悲鳴が聞こえたのは気のせいじゃなく
下卑た笑い声も空耳ではなく
辿った先に行き着いた光景が届かせたモノだった
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