44:みお ◆skOdBilCbI[saga]
2015/07/31(金) 21:05:01.42 ID:RR7q4mBto
ベッドに転がり
吐息だけが響く天井
しばらく動けないほどだった
時間は、、まぁいい、少しぐらい遅れても
ふと横を見ると
また光の戻らない目で同じようにしているペトラがいた
リヴァイ「名前で、、、呼ばれたのは、初めてな気がする」
独り言のように、掠れた声で問いかけた
ペトラ「リヴァイ、、、へへ」
リヴァイ「俺だけを、見れるか」
ペトラ「はい」
リヴァイ「まだ。わかってねえって顔だ」
ペトラ「違うの、、、私は、」
リヴァイ「ん?」
ペトラ「とんでもなく狡くて酷い方法で、ずっとあなたを縛り続けて、」
リヴァイ「それでも構わないだろう?俺も同じだ」
ペトラ「同じ?」
リヴァイ「ああ、俺を満たせるのがお前しかいないから、ずっとお前を縛り続けてやる」
ペトラ「それが、あなたの愛の、かたち?」
リヴァイ「そうだな、狂うほどお前を愛しているから、そうなんだろう、な、、、はは」
ペトラ「嬉しい、、、私が、狂わせたんだね」
手を取り合いながら交わしあった囁きは
到底理解されない形だとしても構わなかった
リヴァイ「愛してる、ペトラ」
手の甲に口付けて
先にベッドから降り支度をした、
いい加減時間を気にしなきゃならなかった
ペトラ「私も、戻ります。部屋に戻るので、先に出ます」
置きっぱなしにしていたワンピースだけを羽織り、去り際にこちらを向いた彼女の目には光が戻っていて…戻っているような、気がして
なくすとしても、そばにおきたい
くだらない
ベッドを買い換えなきゃな
ふと見つけたシーツにこびり付いた鮮血
狂わされても俺は
きっと彼女に飼い殺される
それで構わないと、思っていた
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