過去ログ - 海未「GANTZ…ですか」
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179:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:56:04.69 ID:O3hrO17f0
いつの間にか、田中星人達の機械的な顔が変化していた。

目を釣り上げ、その表情は明らかに怒りを示している。

足からのジェット噴射で一気に距離を詰めた田中星人は、減速することなく穂乃果に体当たりを食らわせる。
以下略



180:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:56:40.55 ID:O3hrO17f0
アパートに取り残された西が気掛かりではあるが、とても人の事を心配している場合ではなかった。

捕獲銃を失った穂乃果は、スーツを着用しているとはいえ丸腰だ。
格闘技の経験など体育で軽く触る柔道くらいだし、そんなものが目の前の異星人に通用するとは思えない。

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181:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:57:11.09 ID:O3hrO17f0

メリメリメリメリッ!!!


穂乃果が耳にしたのは、アパートの形が奇妙に歪む音だった。
以下略



182:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:57:54.81 ID:O3hrO17f0
ーーーーーー


穂乃果が外に飛ばされ、室内の田中星人全てが自分に狙いを定めた瞬間、西は最終手段に出る事を決意した。

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183:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:58:45.31 ID:O3hrO17f0
これは一種の賭けだった。


大質量に対し、星人とスーツ、どちらが耐えるかという事だ。

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184:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 07:59:31.92 ID:O3hrO17f0
西「あッ…!」


冷静沈着な西が思わず声を漏らした。

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185:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 08:00:24.16 ID:O3hrO17f0
恐る恐る顔を上げ、周りを見渡すと、そこには大量の瓦礫があるだけで星人の姿はなかった。

アパートから少し離れた所に、穂乃果と対峙している生き残りを見つけた。ちょうど後ろを向いていた。

こちらに気づいた穂乃果があっ、と声を上げる。
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186:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 08:01:40.10 ID:O3hrO17f0
追い詰められていた反動か、完全に敵は片付けたと思い込んでいる。
要するに、油断しているのだ。


故に彼は気づかなかった。
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187:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 08:02:17.99 ID:O3hrO17f0
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海未「穂乃果っ、穂乃果ぁっ!」

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188:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 08:02:50.13 ID:O3hrO17f0
二人の顔は血で真っ赤でした。
私は思わず目を背けてしまいます。


海未「こんな……むごいことを…」
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189:名無しNIPPER[saga]
2015/08/13(木) 08:03:17.54 ID:O3hrO17f0
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あの女子高生達と合流するために動き出したはいいが、まさか数分でまた遭遇してしまうとは……

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