2:名無しNIPPER
2015/07/19(日) 00:42:58.67 ID:bnrsjKggo
でもちっちゃいからなぁ…
何がとは言わないが
3:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:44:02.18 ID:pI9Uetaa0
見知らぬマンションの一室。
異様な存在感を放つ黒い球体を中心に、数名の男性が座っていました。
私たちを見る彼らの目は、まるで「また来たのか」とでも言いたげでした。
4:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:44:54.56 ID:pI9Uetaa0
私はあの時、買い物を終えて家に帰ろうとしていました。
地下鉄駅のホームに降りて電車の到着を待っていると、聞きなれた声が自分の名を呼んでいました。
それだけなら、よくあることです。
5:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:46:03.57 ID:pI9Uetaa0
私は目を疑い、そして気づきました。
穂乃果の足元に寝そべる、お世辞にも清潔とは言えない格好をした、ホームレスのような男性に。
そばに転がっているお酒の瓶から察するに、酔っ払って線路に落ちた、といったところでしょうか?
6:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:46:57.93 ID:pI9Uetaa0
周囲には多くの人々がいましたが、皆見て見ぬ振りを決め込んでいます。
世も末です。
その時、電車の到着を告げるアナウンスが響きました。
7:名無しNIPPER
2015/07/19(日) 00:49:36.49 ID:pI9Uetaa0
穂乃果は下半身です。
予想以上に軽いものでした。
栄養状態が良くないのでしょう。
とにかく助かりました。並の男性の体重であれば、2人の力でも動かすことは容易ではありません。
8:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:50:20.13 ID:pI9Uetaa0
9:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:52:38.98 ID:pI9Uetaa0
第1章・ねぎ星人
「また来た…」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 00:53:26.19 ID:pI9Uetaa0
穂乃果「海未ちゃん……」
穂乃果が不安そうに私のそばに寄りました。
11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 01:13:09.54 ID:pI9Uetaa0
険悪な雰囲気を感じ取ったのか、眼鏡の男性が場を収めようとします。
「み、皆さん。とにかく自己紹介しましょう。僕は山田です。小学校の教師やってます。スクーター乗ってて事故っちゃって……それで気づいたらこの部屋に」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/19(日) 01:13:57.97 ID:pI9Uetaa0
「ん、俺? 稲森。俺も事故って気づいたらここ」
山田「重傷者が集められたんですかね…?」
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