14:名無しNIPPER
2015/07/21(火) 12:05:35.74 ID:YMdcm1g70
カチリとロックの解除音が聞こえ、私は中に通された。
入ると、ひんやりとした空気に変わる。反射的にマフラーをきつく締めた。
「座っててください。紅茶を入れますね」
断ろうとしたが、言うよりも早く、雪ノ下さんは準備に取り掛かってしまう。
表情を崩さずてきぱきと動く。
その姿は私にとって、半ば義務的にもてなしているようにも見え、居心地の悪さを覚えた。
「他の皆は? あとから来るの?」
「由比ヶ浜さんは学校を休んでいるそうです」
ポットから紅茶がコポコポコポと音を立て、甘い匂いを漂わせ、注がれる。
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