過去ログ - 咲「金髪くんと」京太郎「文学少女ちゃん」
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◆BrPpnaZzMC3Z
[sage]
2015/07/28(火) 01:02:20.63 ID:fdC9lNPQo
咲が黙って歩きつつも悶々としていると、隣を歩く京太郎がマフラーを巻き直しながら口を開いた。
「もうすぐ新年か。清澄に入学してからあっという間だったよな……」
何だか感慨深そうな風情の京太郎に、咲は殊更いつも通りを装って応えた。
「んー、目まぐるしくはあったね。中学と違って色んなことがあったから」
「そんなに違ったか?」
と、訝しげに首を捻る彼に対して、意識してからかうような笑顔を向ける。
「そうだよ? まず、京ちゃんに麻雀部引きずり込まれた」
「いや、さ、引きずり込まれたって言い方はどうなのよ? 嫌がってる咲を半強制的に連れてったのは悪かったとは思うが」
不服そうな様子の京太郎を、咲はいつものように無視した。
「で、何だかんだでIHを目指すことになって。合宿だってしたし、他にも色んなことがあったでしょ? 麻雀繋がりで他校に友達だってできたし」
「あー、うん。それは実に喜ばしい……咲、中学の時ぼっち気味だったもんなぁ。ほら本が友達?」
「ボールは友達みたいに言わないで。そもそもぼっちじゃないし。京ちゃんは私をコミュ障みたいに言い過ぎ。中学からの友達だっているもん」
「つっても、それ殆ど俺繋がりのような」
「そこは否定できないけどさ」
「まー、咲個人として交流が増えることはいいことだと思うぞ、うん。同中のやつだとなんか嫁さん旦那さんとか言って弄ってきて鬱陶しいことあるしな」
言いつつ、京太郎は気まずそうに目を逸している。
そこを気にしているとは、少し意外だった。
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