過去ログ - 咲「金髪くんと」京太郎「文学少女ちゃん」
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◆BrPpnaZzMC3Z
[sage]
2015/07/28(火) 01:11:11.23 ID:fdC9lNPQo
「いやさ、俺は流せば済むことだからいいけど、咲はそういうの気にする方だろ? 中学二年の時は愛想笑いはしてても、本気で嫌がってた感じだった」
京太郎が自分の髪をがしがしと掻いて続ける。
「今になって思えば、俺が最初にびしっとやめろって言っとけば良かったかなって」
咲としては、嫌がっていたというか単に恥ずかしかっただけであるし、京太郎に責任を感じられても何だかくすぐったい。
だいたい必死になって否定しても、それが逆にあやしいとなり、ゴシップに繋がるということだってありえた。
気にせず流すというのは、決して間違いというわけでもないだろうと思っていた。
「ん、すぐ慣れたから私も平気だったよ」
「……そうか?」
フォローしてみても複雑そうな面持ちの彼。
更に気にしてないよと示すために、わざと冗談めかして澄ました様子を演出する。
「そういうものです」
「そういうもんか」
「まあ私が男子を下の名前で呼ぶのって京ちゃんだけだしね。仮に弄られるのを気にして、いまさら会った頃みたいに須賀くんって呼ぶのも何か変でしょ?」
咲はそこで言葉を一度切って、背の高い彼を下から覗きこんで悪戯っぽく笑ってみせた。
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