過去ログ - 咲「金髪くんと」京太郎「文学少女ちゃん」
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◆BrPpnaZzMC3Z
[sage]
2015/07/28(火) 01:24:20.98 ID:fdC9lNPQo
「だよね、『須賀くん』?」
「お、おぅ……」
京太郎が呻く。
『須賀くん』と呼ばれて面くらったようだった。
「なんつーか、違和感がやばい」
「でしょ?」
「俺だって咲って呼び捨てにするのに慣れてるし――――な、『宮永さん』?」
「うあっ。背中がゾワっとした」
咲が露骨に嫌そうな表情を作ってみせると、京太郎は明るい笑みとともに「わりぃ」と謝った後、顎に手を添えた。
「……なんだかんだ咲とは腐れ縁だよな」
「腐れ縁って言い方は何か酷くない? でも、まあ中学の時からこんな感じだもんね」
そう言うと、京太郎が何故か溜め息を一つこぼす。
「……家も結構近所だしな」
「それ関係あるの?」
「……要するに、咲と縁があったってことだよ」
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