過去ログ - 咲「金髪くんと」京太郎「文学少女ちゃん」
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7: ◆BrPpnaZzMC3Z[sage]
2015/07/28(火) 01:31:42.77 ID:fdC9lNPQo
 

 思わず言葉に詰まった。

 言われた通り、縁があったのだろう、とは思う。

 しかし、今それを言葉で肯定してしまったら、より意識してしまいそうで言えそうにない。

 縁という単語が、どうしても想像をそちらへと駆り立ててしまう。

 会話が途切れ、二人して黙々と歩く。

 咲の家は次の曲がり角を曲がればすぐそこだった。


「ほんと、この一年で色々あったよね京ちゃん」


 咲は内心の動揺を押し殺し、何気ない風で話題を元に戻した。


「IHの後に夏祭りだって行ったし、文化祭だって」

「あー文化祭か……まさか麻雀部なのにタコスを作る羽目になるとは」

「あはは、優希ちゃんに押し切られちゃったもんね」

「部長だってノリノリだったぜ? やるからには全力とか言って実際結構売ったし……そういやあの利益ってどうなったんだろうな。打ち上げで全部消えたのか」

「そこはきっと深く考えたら駄目だよ」

「確かに部長だしなぁ」

「部長だもんねぇ」

 


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