3:名無しNIPPER[saga]
2015/08/02(日) 03:36:34.23 ID:V8gzDOoiO
うだるような暑さの長野に、ひとりの女性が降り立った。
小鍛治健夜。とある界隈では伝説とまで呼ばれる彼女は、そこらを見渡せばどこにでもいるような軽装で、群衆に紛れていた。
健夜「お母さんったら…たまにはおじいちゃんに線香でもあげてこいとか言って…そのくせ自分はついてこないなんて」
からっとした太陽の下で、どこかじめっとした空気を漂わせて。
健夜「どこでもいいから涼めるとこ…ってもこの辺は民家だらけでなにもないんだよね」
涼しげなせせらぎを奏でる小川に飛び込めたらどれだけ爽快であろうか。
魅力的な誘惑を、『いい歳した大人』という足かせの羞恥心からはねのけ、なおも歩を進める。
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