過去ログ - 和「かまいたちの夜」
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1:名無しNIPPER
2015/08/02(日) 13:33:20.17 ID:5uQHH2Qt0
サスペンスもの。

残酷な描写は二つほどありますが、配慮して描写は少なめです。

地の文は臨場感だすため多め。

エセ関西弁があります。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:35:12.60 ID:5uQHH2Qt0
1

淡「サッキー、こっちこっちー」

咲「え……でも、私そんな難しいコース無理だよ」
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:38:51.33 ID:5uQHH2Qt0
ああ、もう!

どうせ悩んでも、言った、言わないという事実は変わらないじゃないですか!

なら悩むなんて非合理もいいところ……と思いましたが、よく考えてみれば言った、言わないというのを確認しなければ安心できないかもしれませんね。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:40:52.25 ID:5uQHH2Qt0
和「それは余計なお世話というやつですね。咲さんのことを好意的にみているというのは認めますが、それにとやかく言われるいわれはありません」

色々と不愉快なことです。まず私が愛情から変なことを言う人間だと思われていること、それにずけずけと私の精神領域に入ること、それにこれらのことを考察する時間が与えられていないことです。

否定するか肯定するかという時間すら与えられていない。それは私という人格と、理想にずれが生じるということです。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:43:15.86 ID:5uQHH2Qt0
久「私もずけずけとこんなこと言うのは客観的に見て嫌な人間だと思うけど……うーん、まあ、いいわ。単刀直入に言うけど、咲が大星さんにとられたくないなら、もっと積極的になること。それだけ」

和「とられるもなにも咲さんは私のものじゃありませんけど」

久「からかってるの?」
以下略



6:1[sage]
2015/08/02(日) 13:46:20.27 ID:QxKcE5+x0
多忙により投下ができない状況になりました
申し訳ないのですが、このスレは落としてください


7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:46:33.98 ID:5uQHH2Qt0
ふう、部長には困ったものですね。

……でも部長は部長なりに私のことを考えているということは否定的になってはいけませんね。

さらにいえば部長は損な役を買ってでる、お人好しともいえますから。人を見る目もある。だからこそ私にああいうことを言ったのでしょう。悪役を買ってでて自己満足する人との違いはそこにあるのでしょう。
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/08/02(日) 13:47:38.27 ID:5uQHH2Qt0
あれ6はボットかなんかですか


9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:49:23.47 ID:5uQHH2Qt0
人間はエゴイズムと上手に付き合わなければいけない、ということでしょうかね。

それは正当化なのか、どうか。

でも関係ありませんね。
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:51:56.55 ID:5uQHH2Qt0
菫「今夜は吹雪くかもしれないな。今日はもう終わりにしようか……淡たちにも知らせないとな」

照「そうだね。原村さんもここで一緒に待っててくれる?」

和「分かりました」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:53:43.78 ID:5uQHH2Qt0
インターハイが終わり、咲さんがお姉さんとよりを戻したことからはじまり、各校との人たちとは戦いの中で育まれた友情が萌芽となり、プライベートでの交遊が行われる仲となっていました。

今回の旅行もその一環で、辻垣内さんの親戚が経営するというペンションを一週間借りさせてもらい、清澄、白糸台、阿知賀、姫松、そして臨海(中には都合が悪くこれない人もいました)の五校でスキーを楽しむこととなったのでした。

旅行とはいっても地元なんですが、はっきりいって田舎の景観はみんな同じなので、ここが長野だろうと新潟だろうと栃木だろうと変わらないのです――東京にさえ似たような場所があるんです――。


12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:55:04.17 ID:5uQHH2Qt0
そうは言っても、遠くに旅行したというのと、地元というのは気の持ちようが違うものですが……もう、そんなことはいいんです!ようは友達と一緒にいることが肝要なんですから。

さて私はこの旅行を実に楽しみにしていました。

三年生がたの受験も終わり――ちなみに皆さん成績は優秀だったので、特別受験の雰囲気は感じさせませんでした――、先輩はもう大学生となる。
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 13:57:00.68 ID:5uQHH2Qt0
しかし悲しみを伴った楽しみなど意味があるのでしょうか?

感じてはいけない、感じたら価値が薄れてしまう気がする、と分かっていても、空虚さを感じてしまいそうになるのです。

生きていると実感するというのは、よくある言葉ですが、私は生を感じたい……あるいはこの感情はこの言葉ではないのかもしれません。何か別の――


14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:06:59.46 ID:5uQHH2Qt0
2

私たちがペンションに戻ると、やはり雪は強くなり吹雪始めました。しばらく外にでることも叶わなそうな様子でした。

私と咲さんは部屋で着替えをしていました。
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:11:39.33 ID:5uQHH2Qt0
咲「えーと、和ちゃん人形さんみたいに肌綺麗だなーって」

和「え……そうですか?」

咲「うん、凄い綺麗だよ」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:13:17.72 ID:5uQHH2Qt0
と気付いた頃には手遅れで、もはや何をしようとその行動には誤魔化し、という付加価値が生じるのです。

仮に咲さんが何も思っていなくともです。

そうは言っても上半身ブラジャ一枚、下はスキーウェアのままというのはあまりにも格好がつかないので私は着替えを続行しました。
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:17:16.20 ID:5uQHH2Qt0
咲「和ちゃん!大丈夫?」

和「え……ええ、全然大丈夫ですよ」

私はそう言いながらも羞恥心にかられました。咲さんが手を貸して起こしてくれたとき、私は頬を赤くして俯いていました。
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:22:30.81 ID:5uQHH2Qt0
咲「あはは……私もよくやるし、全然気にしないよ」

そう言われて私は愕然とし、気づきました。

自分の行いで恥じるということは、その行いをする他人を恥ずかしいと思うことだと……。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:26:24.22 ID:5uQHH2Qt0
咲「和ちゃん、どうしたの?」

咲さんは微笑を浮かべ首を傾げます。

和「何でもありません……すみません、咲さん」
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:27:47.36 ID:5uQHH2Qt0
憧「ちょっとゲレンデから遠いよね」

静乃「そう?雪景色、長く見れていいと思うけどなー」

玄「私は食べ物さえあれば大丈夫なのです」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 14:29:23.17 ID:5uQHH2Qt0
憧「へー、二人ともいい感じね」

憧は思わせ振りに笑った。

部長といい、憧といい、一体なんなんでしょうか?
以下略



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