130:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/02(日) 21:56:51.06 ID:5uQHH2Qt0
そのとき停電したのか分かりませんが、明かりが全くなくなった。
これは――?
私は恐怖感を圧し殺して、そろそろと立ち上がる。
咲さんを助けなければいけない。
これだけ多くを失ってまた咲さんまで失ったら……。
足元が見えず、ふらふらとしながらも私は階段を探しあてて、階段を登る。
犯人がいる可能性があり、私は静かに、また咲さんの名前を呼ぶことなく、階段を登っていく。
私が二階に着くと同時に、電気は回復し明かりが灯る。
そこで私は部屋からでてくる咲さんを視認した。咲さんは躊躇するように顔をだし、廊下を見る。
私の顔を確認し、咲さんは顔を綻ばせる。
和「どうしてでてきたんです!」
私はそれとは正反対に咲さんを怒った。
私は咲さんに部屋にいるよう言っていたからでした。何があっても……。
咲「和ちゃんが心配で」
咲さんは怯えながら言う。
私はすぐに後悔をし、謝罪をしながら咲さんに抱きついた。私のこの状態は一種の依存症ではないか、とふと私の脳裏をかすめる。
しかし仮にそうでも、私はやめません!
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