過去ログ - 一ノ瀬志希「存在の耐えられない軽さ」【R-18】
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◆Freege5emM
[saga]
2015/08/02(日) 21:48:29.28 ID:J1V0Ousco
●07
志希は、角度を取り戻した俺のペニスを見ながら、ピリピリとコンドームの包みを開けた。
体液にまみれた俺と志希の間で、ビニールの裂ける音が、妙に乾いて聞こえる。
「ゴムってさ、えっちいよねー。セックスの意義のうち、生殖を完全に否定して、
キモチよーくなるためだけの行為にしてしまうの」
「快楽主義の産物だよな」
ステージ上のように目をキラキラさせた志希が、べとついた素肌を晒しながらコンドームを弄ぶ。
「だからコンドームを触ってると、まさに理性が肉欲に妥協しちゃってるってカンジがするねー」
「俺の理性は、完全に欲望へ負けてしまってるな」
避妊をすることで、男の責任を果たした気分だけはあるが、それはただの誤魔化し。
プロデューサーがアイドルと肉体関係を持っている時点で、俺はもう真っ黒である。
格好だけで役に立たないところとか、まさに免罪符や贖宥状と同じ。
「だいたい、気持ち良くなるためだったら、オーラルのが融通利くのに」
「そーかもしれないけどさー、雰囲気ってものが……やっぱ挿入が、ゴムが必要だよー。
えっちは、ココでつながらないと、ココロが満たされないってゆー、ねぇ?」
志希はコンドームをあっさり俺のペニスにかぶせてしまった。
「ホントはお触りNGのアイドル、キミだけは別だよ♪ ふっふー!」
志希は俺をベッドに仰向けで寝かせると、天井を向いたペニスの上にまたがった。
「ネムれない夜 こーの身をさいなむ煩悩〜♪」
アイドルらしい雰囲気を盛り上げるためか、志希が歌を口ずさむ。
顔と声は作り物の媚態をふりまき、下半身は抑えきれなくなった欲望をあられもなく垂れ流す。
「焦燥感――耐えられないなら〜♪」
志希を下から支えるため、俺は両手を上に伸ばす。
手が触れる。指が絡まる。握り合う。ぎゅっと力強く手のひらを合わせる。
「「その名はAgent――」
「そういう歌、好きか? 志希」
「ヒトをキモチよくさせるって、まさにアイドルらしいじゃない? カッコいいし」
「――恋と欲望、弄ぶ詐欺師、か?」
「それはどーかなー? じゃ、失礼して――♪」
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