124: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:36:32.27 ID:/aoxDJVuo
犬勇者「なんつーか……お前には、負い目もあるわけで。魔法使いの件もあるから……」
だから。
犬勇者「やっぱ全面的に俺が悪いわ。魔王と魔女にやられちゃったからな……悪い、迷惑かけた」
頭を深く下げる。今の俺に出来る事はやはり謝罪しかなくて……。
深く決意を決める。これからは呪術師に迷惑をかけちゃいけないんだ。
犬勇者「だから! 話せる様になった今! 俺はお前の世話にもなっちゃいけない!」
「これからは迷惑かけずに、魔女と魔王を倒してやる! だからそれでゆるs―――へぶっ!?!??」
―――――――ばしぃん。
呪術師「…………ふざ、けてるの?」
吹き飛んだ。おもいっきり、顔を横に張られて俺は転がる。
壁に激突して、見上げるといつの間にか側まで来ていた呪術師が、俺を見下ろしていた。
犬勇者「へっ……いや、だって……」
呪術師「………っ! もう、ほんきで、怒った!」
ぐしぐし、と手の甲で涙を拭って呪術師は俺の首根っこを掴む―――あ、すげぇ痛い!?
犬勇者「いた、いたたた! なに、なにするの……っ!?」
呪術師「うるさい、うるさい、ばか、ばか」
ずりずり、と床を引き摺られ―――あれ、その先は……。
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