93: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:45:50.56 ID:bXvlyvW5o
ぷっつんすると、視界が真っ白になる。
それは昔からの癖で、魔物達との戦いでもよく後先考えずに戦うなと仲間から言われていた。
だけど、感情を抑えきれない俺は、勢いで全てを成し遂げてしまう。悪い癖だけど、止められない。
犬勇者「――――――がるあああああああっ!!!」
扉を体当たりでぶち開けて、室内に入る。
眼に入ったのは、何かに縛られて、ぐったりとした呪術師――――衣類は、ビリビリに破かれていた。
そして驚くガタイの良い男が4人。俺はそいつらの一人へと、無我夢中に噛み付く。
野盗B「ひっ、なっ、なん――――いぎゃあああっ!?」
俺は喉笛を引き千切り、明確な殺意を以て食い破る―――次は、呪術師の近くに居る男だ。
野盗C「なんだこの犬、パンツかぶ!? やめろ、やめ……ごがっ」
次は、お前だ。
野盗A「お頭ぁ! つかって、それつかってええええぎゃあああああああああ!?」
犬勇者「ぅがるおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」(最後は、てめええええええだあああああああああああああっ!!!)
お頭「ひっ、来るな、来るなァ!!!!!」
最後の一噛みを喰らわせようと、走りだした瞬間、身体に何かがブツかった。
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